

マイグレーション事業
[ITモダナイゼーション]
事業内容
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<<マイグレーションコンサルティング>>
システム再構築を検討する際、システムやデータ資産の移行にはさまざまな手法があります。変換ツールの使用によってプログラムソースを書き換えて変換する「リライト」、現行の業務仕様をもとに新たにソフトウェア仕様を設計して作り直す「リビルド」、エミュレータや仮想化技術を活用してアプリケーション資産を新しいプラットフォームにそのまま載せ換える「リホスト」などです。いずれの方法を選択するにせよ、その前に必ず行わなければならないのが現行資産の棚卸しです。
既存資産を入念に分析して洗い出しを行う、つまり自社の資産の見える化を行うことによって無駄なハードウェアリソースの排除に役立つだけでなく、運用管理の効率化やシステムのパフォーマンスの向上にもつながります。
当社では、現行プログラム資産の棚卸しと分析を徹底することで、既存システムの問題点を洗い出す“移行性検証”に注力しています。
棚卸しによる調査・分析結果から最適な再構築ルートを比較検証するのがPoC(再構築コンセプト実証)です。システムに含まれるIT資産を調査し、一部のプログラムについて実際に変換作業およびテストを実施することで、移行実現性やコスト等を検証するプロセスを指しています。分析結果をもとに、経営・営業方針や業務特性、システムの機能特性などを加味しながら、長所・短所・コスト・リスクなどを比較した上で、システム再構築の手法を策定していきます。
当社のホストマイグレーションは、レガシーの大型汎用機で動作しているアプリケーション資産を、新しくオープンなサーバー環境に移行するものです。開発言語自体も変換されるわけですが、COBOL to COBOL(ストレートコンバージョン)だけとは限らず、旧型のオフコンなどでは異言語、PL/1やQ言語、RPG、Naturalといった簡易言語や第4世代言語で開発されたアプリケーションが動作しているケースが少なくありません。当社はこうした異言語環境からの移行にも多くのノウハウがあります。
当社では「12のステップ」の呼び名で、調査、パターン分析、機能設計、変換機能確認テストから本番移行までのプロセスを標準化しています。
- <1>資産確定
- <2>基本設計
- 運用設計/システム運用基盤構築/ハードウェア設計/DB・DC設計/ミドルウェア移行設計/データ移行設計/外部IF設計/障害対策設計/
- <3>リソース移行設計・開発
- 調査・分析/COBOLコンバージョン/画面・帳票移行/異言語資産の再構築またはコンバージョン/JCL移行/比較検証テスト/追いつき作業
- <4>テスト
- 結合テスト/総合テスト/性能テスト/運用テスト
- <5>本番切替
当社のマイグレーションは、低リスク・高品質を最重視しており、調査分析からツール設計、代替機能の実装やテストまでを一貫して進めながら、その情報をフィードバックして高品質な移行を実現しています。また、独自の手法を活かした移行対象プログラムの分析、資産棚卸しと移行性検証など上流工程への注力、変換ツールありきで手戻りの多いもぐらたたき方式からの脱却、品質確保のための比較検証テストの必須化など、他のベンダーとは異なる特長を持っています。システム診断から企画・計画、導入までの各フェーズにおいて、お客様の状況に合わせたサービスとソリューションを提供します。
「パッケージ導入によってERP化を進めつつ、ERPでカバーできない箇所をマイグレーションで対応する」といった、マイグレーションを部分適用させるケースも増加しており、診断や方向性策定の段階からお手伝いいたします。このほか、クラウド化実現への最適な移行方法を提案するクラウドマイグレーション、OSSを活用したOSSマイグレーションなど、ニーズに応じたマイグレーションを提供しています。
システムズのレガシーマイグレーションの詳細はこちらをご覧ください。
旧Windows/Office、Visual Basic(6.0以下)などサポートの終了したシステムのリスクを回避するノウハウも蓄積、常に変化し続けるWindows環境に対応したスムーズな移行をお手伝いします。
汎用機など大型コンピュータのレガシー化だけにとどまらず、クライアント/サーバー型の旧いオープンシステムやサポートの切れたWindowsシステム、さらにはOSS(オープンソースソフトウェア)のシステムなど、システム更改自体の多様化も進んでいます。
そうした中で最も大きな問題となっているのが、すでにサポートが切れた1~2世代前のWindows OSやOfficeスイートを使い続けている企業が少なくないことです。当社はこうしたWindowsレガシー製品のリプレースの悩みに対しても、変換機能確認テスト選定のノウハウや高いツール変換技術などにより、信頼性の高いマイグレーションを可能にしています。
セキュリティ対策の観点から避けて通れない新OSへの移行ですが、忘れてならないのがレガシーアプリケーションへの影響です。長年に渡って使われてきたVisual Basicの継続使用に伴う課題には、開発環境と実行環境という2つの側面があります。当社のVisual Basicのマイグレーションでは、システム機能の刷新をしたい、あるいはシステム機能の変更を行わないといったニーズに対応した移行ソリューションを用意しており、多くの企業でご採用いただいています。
豊富な専門知識と経験で、階層型DBからRDBへの移行や文字コード変換などのデータ移行からデータクレンジングまでに対応します。
当社ではプログラムを新環境に移行する際のデータの問題にも、移行設計からクレンジングまで対応しています。
ネットワーク型データベースや階層型データベースから、構造変換やコード変換によるリレーショナル型データベースへの移行では、データ移行ツールをファイルごとに作成して移行を行います。文字コード(2バイト文字)の移行やユーザー外字の問題などに対しては、緻密な調査・分析を行い、移行設計を行うことで隠れているリスクを明確にして、精度の高いマイグレーションを実現しています。
データクレンジングでは、データ項目のクレンジング、重複データの抽出(名寄せ)、複数マスタの統合を実施、システム運用時には、受注データと商品マスタの照合、仕入先からの商品情報のマスタへの取り込みなどを行います。
マイグレーション後の運用面に対しても、現場での継続的なサービス改善や人的サポートなど運用業務が最適化できるまで支援します。
マイグレーション後には、ミドルウェアやハードウェアの変更、性能向上などに伴い、運用見直しが必要な機能も多く存在します。当社では、長年培ってきた運用ノウハウを適用することにより、マイグレーション実施前だけでなく、運用フェーズでのさまざまな支援を行っています。
「見える化」、「合理化」、「改善」の手順を通じて戦略的IT投資の実現に向けた課題解決を提案する「運用業務最適化サービス」では、運用のブラックボックス化など現状分析を行い、実績データの測定と見える化により、コストダウン・安定運用に向けた改善を実施します。
企業が抱える運用の課題に対して実際に現場に入り、効果が出せるまで継続的なサービス改善を行うことで、今後続いていく運用業務を最適な形になるまで支援します。