ご挨拶

「作り上げる」時代から
「伝承していく」時代へ


当社は、1969年の創業以来、情報システムの開発に関わる分野を本業として、常に堅実な経営、身の丈経営を心掛けると共に、社会の変化をとらえ、顧客は何を期待しているのか、当社として何を成すべきかを真剣に考えながら社業発展に努めて参りました。

この半世紀近い時代の流れの中で、私たちシステムズは、企業の情報化に対する価値観に大きな変化を感じております。

それは、新たに業務システムを作り上げる、繋げる、全体最適化するというこれまでの『作り上げる』時代から、情報化が成熟してきた今日では、先人達が作り上げた貴重なシステム資産を歴史的文化財のように『伝承する』時代になったという変化です。

さらに、昨今では情報、データを活用して既存のビジネスから新たなビジネスモデルを生み出す流れも加速してきました。

 

 

このように情報活用の意味や目的が劇的に変化する世の中において、時代が求める変革に対しスピード感を持って推進するためには、2つのことが重要になってきます。

1つ目は、これまで積み上げてきた貴重なシステム資産を、負の遺産にすることなく、新たなビジネスモデルに活用する、継承するという考え方。

そして2つ目は、立案したビジョンの実現に向けて、お客様の現場に寄り添って実行し、成果が出るまで改善し続けること。

このような戦略立案とその実行が、これからの社会にとって重要な要素になると考えております。

 

私たちシステムズは、この価値観の変化に対応する独自サービスを提供することに注力して参りました。

既存のシステム資産を有効に活用し、再構築する「マイグレーション」は、Q・C・D(品質・コスト・納期)において業界最高水準の評価をいただくまでに至りました。

近年ではクラウド基盤へのマイグレーションも手掛けており、従来の機械変換・コンバージョンとは一線を画する新たな分野を作り上げ、お客様からも高い評価をいただいております。

 

 

属人化・ブラックボックス化しがちな企業の情報システムの現場で、運用業務の可視化から合理化まで、『継承する』ことの支援にも取り組んで参りました。近年、中堅・中小企業に向けて、手段先行になりがちなITを、お客様と共に『経営に貢献するIT』に変革することも手がけております。

 

 

昨今、政府は日本経済を強くするための施策として、デジタル庁の立上げやDX・デジタルトランスフォーメーションによる産業活性化を推進し、社会や企業の変革を進める動きが加速しています。この流れを当社としても後押しするべく、全社員が共通の価値観を持って社会や企業に貢献するために下記方針を掲げて取り組んでいるところです。

 

長期ビジョン:VISION56

スローガン:もっとワクワクする会社へ、もっと働きがいのある会社へ

 

まだまだ微力ではありますが、IT企業の一員として社会に貢献するべく引き続き取り組んでいきたいと考えております。
今後も健全な事業の発展と継続性を高め、お客様、お取引先様、関係する皆様方に喜ばれ、ひいては社会に貢献できる経営を目指して参ります。一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 小河原 隆史

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